2018年6月1日
一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム
OGC(AI・ロボット分科会)と会津大学が連携協定を締結
~ 「人とロボットの共生」を目指して、ロボット技術、AI、IoTの利活用を推進 ~
一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム(以下OGC、会長:東京大学須藤修教授)は、公立大学法人会津大学(以下、会津大学)と、ロボット技術、AI、IoTの利活用により「人とロボットの共生」を目指して、地域貢献及び産業技術の振興に寄与することを目的に連携協定(覚書)を締結しました。
少子高齢化、人口減少、過疎化など、日本が直面している社会課題の解決策の1つとしてサービスロボットへの期待が高まっており、ロボットを社会全体で積極的に活用していくことが求められています。今後、人とロボットが共存していくためには、社会環境への適合とIoTや異機種ロボット間の情報連携によるサービスの創生が必要になると考えます。
今回の連携協定では、OGCの分科会であるAI・ロボット分科会は、IoT、オープンデータ、異機種のロボット間情報連携を可能とするプラットフォームの構築と、サービスロボットの積極活用に向けた規制やルールの整備といった社会環境における課題の抽出や検証に向けて取り組みを推進していきます。会津大学は、複数のロボットをシステムとして結合し、ロボットやIoTの情報を再利用するためのクラウドロボティクスをはじめとするロボット関連の先進技術の研究開発を行い、クラウドロボティクス分野で人材育成を推進していきます。
2018年度内に会津大学、「先端ICTラボ」(略称・LICTiA=リクティア)内で実証実験を実施することを計画しています。実証実験では、IoTプラットフォームと最先端のロボット技術を融合した技術検証を予定しています。
また、両者は、共同研究開発および教育・人材育成、組織間交流を通じて相互の発展を目指すとともに、会津若松市の地方創生に向けたICTに関する取り組みに対しても、新たな価値の提案や貢献活動を検討してまいります。
※公立大学法人会津大学(会津大学)は、ITの専門大学としての特徴を活かし、災害対応などのロボット及びロボット用ソフトウェアの研究開発、ロボットネットワーク・クラウドロボティクスに関する研究開発、ロボット関連ソフトウェアの標準化とソフトウェアライブラリの公開によるロボット技術の普及・人材育成などを推進しています。
※一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)は、シチズンセントリックな視点とオープンなクラウド技術により世界最高レベルの電子政府および電子自治体を実現するため、政府機関への提言とその実現にむけた活動を行っております。政府は世界最高水準のIT社会実現をめざすことが成長戦略に役立てるとしており、OGCはこうした政府施策を支援、促進するために専門家から構成される分科会、ワーキンググループを立ち上げて活動を行っています。構成メンバー35社(2018年4月現在)
※AI・ロボット分科会のメンバー企業は以下の通り。
株式会社アジアンリンク、株式会社チェンジ、TIS株式会社、株式会社電通国際情報サービス、ロボットスタート株式会社(五十音順)
※本件に関するお問い合わせは以下にお願いいたします。
一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)事務局
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