◆活動目的
前年に引き続き、地域が必要とする機能体系をまとめたアーキテクチャ「都市OS」を中心に、スマートシティリファレンスアーキテクチャを推進し、APIの標準化およびAPIの推薦、紹介、運用をメンバーと議論する。そして、今年スーパーシティの第一弾として採択(2021年5月頃)された地域と連携し、内閣府のデータ連携基盤を実現するアドバイザーとして地域をサポートする。また、新たなスーパーシティとして申請予定の地域とも連携できるように議論を重ねる予定。
◆活動目標
スーパーシティのポイントは、市民のオプトインによるデータ利活用の選択になると考えている。オプトインによるデータマネジメントを実現する環境を整える必要がある為、都市OS分科会では、データ連携基盤やAPIプラットフォームを活用した「スーパーシティガバナンス」を提言していきたい。その為には、昨年度内閣府が策定した「APIインターフェースの標準化」を始めとして、「APIプラットフォームの標準化」、「API開発手法の標準化」を議論し、レポートを作成する予定。図1を参照
また、スーパーシティガバナンスが整うことで、特区つまり、国への特例措置を申請することができる。国家戦略特別区域会議が特例措置の依頼をする際に必要になるのは、データ利活用の担保と想定している。その為、オプトインで住民同意を得たデータが、どのように認証され、どのように使われているかのデータトレースが整っていることが、重要になる。スーパーシティに採択される為の「必要3要素」の実現には推奨業界テーマの5領域程度の変革が行われる。その領域を「法的解釈を踏まえた標準規約」や「都市OSアーキテクチャ」の観点でアドバイスができる体制を都市OS分科会メンバーと議論していく予定。
◆スケジュール
2021年4月:都市OS分科会(第一回)
2021年6月:スーパーシティ採択地域の方針ヒアリング
2021年9月:都市OS分科会(第二回)
2021年12月:都市OS分科会(第三回)
2022年3月:都市OS分科会(第四回)